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IT化サービス事例2 : 電気設備工事会社向け

1)事例企業紹介

  • 社員数:123名
  • 資本金:5,000万円
  • 事業所:福岡/佐賀/大牟田
  • 主な事業:
    • 変電設備、水力発電設備の建設工事/保全
    • 配電設備の委託工事、自治体/一般向け電設工事

2)対象事例と役割

企業規模約120名の中小電気設備(変電、水力設備)保全・工事会社のIT化。

総合工事管理:受注管理、作業要員計画、工事進捗、原価管理、勤務管理、在庫/調達管理、精算管理、電子承認、経理/給与連携

当社はIT化サービスのコンサルタントとして、IT化プロジェクトに参画し、IT化の構想段階から開発・運用に至るまで顧客の目的価値である「IT武装した工事の実現」を支援した。

3)取組み内容

  1. 現状業務分析
    MUSE手法を用いて、経営者、管理者、現場によるブレーンストーミングを実施、現状業務の問題点・課題の洗い出しを行い、共有した。
    さらに、現状業務の全体像を業務モデリング図として描いた。業務モデリング図上を顧客と仮想的に歩く(ウォークスルーする)ことにより、課題の所在を確認し、全体を通して見えてくる業務のムリ、ムダ、ムラを発見した。
    その結果、下記の課題が明らかになった。
    • 課題1:現場では、PC環境やネットワーク環境が整っておらず、システム導入が難しい
    • 課題2:現場では、PCなどの活用が進んでおらず、情報リテラシーが低い
    • 課題3:紙中心の業務処理であり転記、集約、確認が都度発生
    • 課題4:業務の標準化へ取組む余裕がない
    • 課題5:客先指定に合わせる必要がある
    • 課題6:経営層、管理者層が現状把握に時間が掛かる
  2. 将来像作成・IT化構想の策定
    MUSE手法を用いて、経営者、管理者、現場によるブレーンストーミングを実施、あるべき姿について議論した。
    その結果、「IT武装した工事の実現」という将来像が合意された。
    将来像の議論を元にした業務モデリングを実施し、実現目標を定めた。
    • 現場の徹底支援
    • 工事管理・監理支援
    • 強力な社内・社外連携
    • システム開発のプロジェクト・マネジメント
    • アジャイル開発により、機能価値の段階的実現、現場への定着を図った

図:IT化後の業務イメージ

4)IT化サービスの勘どころ

中小規模工事会社は、組織力が弱く、現場実態と実際のIT化の乖離が進み易いという特徴があるため、MUSE手法とアジャイル開発を取り入れ、顧客の目的価値と機能価値の「ずれ」を反復で解消しながら現場に馴染むIT化を実現した。
IT化効果により、3年間で原価率が4%、利益率が7%改善した。

(注)本サービスは、株式会社キューキエンジニアリング様を通じてご提供しました。

Fig. 5 Outline of construction management system

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